アートアーカイブ(物理)

最近、アートアーカイブというキーワードが気になっていて。

 

東京都美術館をはじめ、日本各地に「○○初上陸」と謳われて、
愛好家たちがこぞって見に行く作品たちは、ファインアートばかりなのですよね。油絵。
描いて500年後、東端の島国で見られているなんて、画家は想定外だったろう。

 

現代のアートは、どうやって後世に残すんだい?と思っていて。
特にメディアアート。それでアートアーカイブについて学ぼうと思っていたのです。

 

データでのアーカイブなんて、天変地異が起こったら吹っ飛ぶ。
(実際に国立近代美術館のフィルムセンターは、昭和59年に収蔵庫が出火して、いくつものフィルムが焼失している)

 

私は、また油絵に戻ればいいんじゃないかとも思うのだけど。
最近、答えのきっかけになりそうなものを2つ見ました。


 

Communication with the Future – The Petroglyphomat

これは今年度の文化庁メディア芸術祭のアート部門新人賞を受賞した作品。

Communication with the Future – The Petroglyphomat from Lorenz Potthast on Vimeo.

コンセプト自体が、アーカイブ。
私が生きている間に、先祖返りする以外の方法がうまれるかなぁ。

出典:文化庁メディア芸術祭作品ページ


 

フレスコグラフ

 

フレスコ画。神社仏閣の壁面の漆喰。
極めて高い保存性を持つこの素材を、古くから(それこそミケランジェロの時代から)使われてきた技術を、プリンターとハイブリッドしたものがこのフレスコグラフ。

この技術は、昨年末、銀座のCHANEL LEXUS HALLで開催されていた
石川直樹さんの写真展で出会ったのです。
サイト

 

スクリーンショット 2016-02-24 0.44.33

出典:Photo Exhibition “K2”

確かこの写真がフレスコグラフでも制作されていたはず。

近くまで寄らないと、絵であると気づけないほど精密で鮮やかに印刷されていたので、とても驚きました。
あらゆる静止画はこの方法で、500年後にも残せるかもしれないと思う。

 

個人的に、泡パーティーとかエレクトリックランとかの刹那的なものを静止画で制作してもらいたいなぁなんて。
後世の人類が、「クレイジーだ!」と思うのかどうか。想像すると楽しいです。

 

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